BEEDAYS 本田幸恵

ミツバチたちの幸せを願って

BEEDAYSという屋号で養蜂をやっています。初めて5年目になりますが、まだまだ学ぶことも多く、常にミツバチたちとの関わり方について考えながら、お世話しています。

養蜂との出会い

本田:当初は志があったり、蜂蜜を販売したりするつもりはなくて、登山や自然のものに興味がある中で、ミツバチの巣箱が家の裏にあったらいいな、と思ったのが始まりでした。最初は自分で飼えるかどうかわからなかったので、呉羽にいる養蜂家の方に習いに行きました。

今は滑川市の千鳥に巣箱を置いているのですが、ミツバチを飼うにあたって、蜜源植物がないと意味がない、ミツバチの食料になる花がないとダメだというように、始めてみて気づいたこともありました。田んぼの近くだと農薬の影響を受けるので、地元の田んぼを管理している方に紹介していただき、今の場所に落ち着きました。

一から始めた養蜂の道

本田:ミツバチは大体巣から2㎞圏内にある花から蜜を採ってくるのですが、距離が遠くなると帰ってくるときに採った蜜をエネルギーとして使ってしまうので、そうならないように考えて巣箱を設置しました。最初は滑川市の植生を調べるために図書館に行ったりして、どこにどういった蜜源があるのか綿密にリサーチしました。

小さくても力強い滑川市

本田:滑川市は他の市と比べて割と小さいのですが、そのおかげもあって地元の方や行政の方とも密接に繋がれるので、私にとってはすごくプラスになっています。こういったコンパクトなところだから見つけてもらって面白がってもらえているとも感じています。

元々「地産地消」や「身土不二」の考え方を大事にしたいという意識はあったので、生産者の顔が見えることでより美味しく感じられる上、その土地の季節のものを味わうこともできると思っています。私としてはそこを目指して、滑川の人に認知してもらい、気に入っていただけるよう活動しています。

好きなミツバチと共に

本田:理解されないかもしれないのですが、まずはミツバチが可愛いから飼っています(笑)。この子たちがどうしたら毎日幸せに暮らせるかを一番気にしているので、これからもミツバチの生活環境づくりを大切にしていきたいです。

もし養蜂をやってみたいという方がいれば広めたいし、私が習ったように、その人はまたその人の場所で飼って、気軽に養蜂の世界が広がってくれたらと思っています。生き物を相手にしているので思い通りにならないことも多いのですが、それはそれで楽しみながら受け入れて、自然に親しむ暮らしが広がればいいですね。

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